3連覇狙うバルサ監督がラスト2戦での“レアル失速”を確信 「我々が今季負けた相手だから…」

 

現時点で自力V消滅のバルサ ルイス・エンリケ監督もレアルの取りこぼしを願う

 バルセロナのルイス・エンリケ監督は14日の敵地ラス・パルマス戦で4-1の勝利を飾り暫定首位をキープしたが、勝ち点で並ぶレアル・マドリードが1試合未消化のため、自力優勝の可能性は現時点で消滅している。今季限りでの退任を発表しているルイス・エンリケ監督は、宿敵レアルが最終盤で不覚を取る“安心理論”を展開した。地元紙「スポルト」が報じている。

 スペイン代表DFジェラール・ピケが胃炎によりメンバーから外れ、試合前のウォーミングアップではアルゼンチン代表DFハビエル・マスチェラーノが負傷し欠場と、守備陣が緊急事態に陥ったバルサだったが、動じることはなかった。ブラジル人DFマルロン・サントスをセンターバックでデビューさせるスクランブル起用も、ブラジル代表FWネイマールのハットトリックによりラス・パルマスに4-1と快勝。試合後のエンリケ監督は「とても満足しているよ」と語り、マルロンについては「彼は最高の試合を見せた。リラックスしていて、ボールを持った時には最高の解決法を見出そうとしていた」と称賛している。

 バルサは勝ち点87でレアルと並んでいるが、得失点差で「17」の差をつけて首位に立っている。バルサは21日に本拠地で行われる最終節エイバル戦を残すのみだが、1試合未消化のレアルは17日にセルタ・デ・ビーゴ戦、21日にマラガ戦とアウェー2連戦を残している。バルサが3連覇を果たすには、レアルの取りこぼしを願うしかない状況だが、エンリケ監督は逆転優勝を諦めていない。

 

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