40m走でボルトを「コンマ22秒」凌ぐアーセナル最速男 “人類最速男”に再び挑戦状

アーセナルの韋駄天SBベジェリン「僕はジャマイカからの電話を待っている」

 アーセナル史上最速の男、スペイン代表DFエクトル・ベジェリンが8月のリオデジャネイロ五輪で史上初の3種目3大会連覇を果たした人類最速男、ウサイン・ボルトに挑戦状を再び叩きつけている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が「アーセナルのエクトル・ベジェリンがスプリント対決でウサイン・ボルトに挑戦状」と報じた。

「彼に質問するのは自分じゃないんだ。僕はジャマイカからの電話を待っている。しばらく前に彼に挑戦したら、“多分リオの後で”と言っていた。だから、自分は待つだけなんだ。急かす必要もないしね」

 アーセナルの韋駄天サイドバックはこう語ったという。ベジェリンは昨年、イングランド代表FWセオ・ウォルコットの持つ40メートル走の最速記録を更新し、4秒42という記録を打ち立てた。この数字は7年前の世界選手権ベルリン大会でボルトが記録した9秒58という世界記録の40メートルラップタイムを凌ぐものだという。

 ボルトは当時のレースで40メートルのラップタイムが4秒64だったのに対して、ベジェリンは40メートル時点で2メートルも先行していたことになるという。

 ボルトは生粋のマンチェスター・ユナイテッドサポーターとして有名。ユナイテッドがアーセナルに敗れた後、罰ゲームで不機嫌そうな表情をしながらアーセナルのユニフォームを着た姿をSNS上で公開したこともある。ユナイテッドとのプロ契約を求めるボルトとしては世界最速の誇りにかけて、ベジェリンに圧倒的な違いを見せつけたいところだろう。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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