ジダンとレアル会長の意見が対立! 課題多き銀河系軍団「夏の補強戦略」

ペレス会長の意向に指揮官はすべて同意せず 「デ・ヘアは必要ない」

 レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は、今年1月にラファエル・ベニテス前監督(現ニューカッスル監督)の後を託され、世界屈指の名門を率いることになった。リーグ戦で首位バルセロナに差を広げられ、終戦宣言に出るなど、苦難に直面しているが、最大の試練は今季終了後に訪れるという。スペイン地元紙「スポルト」が、「ジダンとペレスは、マドリードの補強に関して完全に合意していない」と特集している。

 レアルはリーグ戦ですでに、バルセロナに大差をつけられた。スペイン国王杯は32強カディス戦で出場資格のない選手を先発させて失格処分となり、敗退している。唯一のタイトル獲得の可能性は、ベスト8進出を決めたUEFAチャンピオンズリーグとなっている。

 記事によると、フロレンティーノ・ペレス会長は来季補強計画を進めているが、その内容はジダン監督の補強構想と相反するものになっているという。

 まずは守護神の問題だ。ペレス会長は昨夏トレードで完全合意に至りながらも登録ミスで獲得できなかったマンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの獲得で合意に至っているという。だが、指揮官は昨夏トレード要員となっていたコスタリカ代表GKケイラー・ナバスを高く評価。「ナバスに満足しており、デ・ヘアの必要性を理解できない」と指摘されている。

 

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