ハイデンハイム戦に先発の宇佐美、エリア左から鮮やかなミドルシュートで同点弾

　ドイツ2部デュッセルドルフは現地時間14日、リーグ第30節ハイデンハイム戦に臨み、1点リードされた後半6分に先発出場の日本代表FW宇佐美貴史が鮮やかなミドルシュートで同点ゴールを叩き込み、今季リーグ7ゴール目をマークした。試合は1-3で敗れたデュッセルドルフだが、依然として首位をキープしており、自動昇格圏（2位以内）にとどまっている。

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　首位を走るデュッセルドルフだが、前半23分に先制点を献上。1点ビハインドで前半を折り返すと、後半6分に33番を背負う日本人アタッカーが魅せる。相手ペナルティーエリア左前で横パスを受けた宇佐美は相手DFと対峙。小刻みなタッチでドリブルを仕掛けると、細かいタッチからわずかにボールを右へ動かし、巧みにシュートコースを作り出して右足を振り抜く。カーブがかかった一撃に対して相手GKは全く動けず、圧巻のシュートがゴール右上に吸い込まれた。

　宇佐美が4試合ぶりにゴールを決めると、DAZN公式ツイッターもゴール動画を配信。「宇佐美貴史がゴラッソを沈めた!!　ペナルティーエリア左手前から芸術的なコントロールショット」と称えた。返信欄では「凄いな。アンリかよ」と称賛の声が上がっている。

　宇佐美が反撃の狼煙を上げて勢いづいたかに思われたデュセルドルフだが、５分後の後半11分に被弾して1-2と再びリードを奪われると、同34分にも失点。宇佐美の芸術的なゴールで一度は勢いづくも、最終的に1-3と敗れた。

　デュッセルドルフ（勝ち点53）は痛恨の3連敗を喫したが、他会場の2位ニュルンベルクが引き分けて勝ち点51にとどまり、デュッセルドルフの首位は変わらず。1部昇格に向けて正念場を迎えている。