1位は万能FWミュラーの華麗なヒールワンツー

　2位には、フランクフルトの日本代表MF長谷部誠の同僚が入った。3月11日のリーグ第26節ドルトムント戦（2-3）、左CKを得たフランクフルトはオランダ代表MFジョナサン・デ・グズマンがキッカーを担当。ニアサイドで味方が競って流れたボールは、ファーサイドにいたガーナ代表MFケビン＝プリンス・ボアテングの下へ。マッチアップした相手に腕をつかまれながら素早く反転すると、左足インサイドでピタリとボールをトラップして、そのまま右足ヒールでシュート。ドルトムントのスイス代表GKロマン・ビュルキの好セーブに遭ってゴールとはならなかったが、華麗なプレーに会場は大きく沸いた。

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　栄えある1位は、3月31日に行われたバイエルン対ドルトムントの「デア・クラシカー」から、バイエルンのミュラーが選ばれた。5-0で迎えた後半42分、ドイツ代表の後輩にあたるDFヨシュア・キミッヒからのパスに対し、マーカーを背負いつつ右足アウトサイドで弾くようにチップパス。相手の足をかすめながらもペナルティーエリア内のスペースへ的確に通し、キミッヒのクロスからポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキがハットトリックとなる一撃を決めた。

　ブンデスリーガ公式YouTubeチャンネルのコメント欄には、「彼らのほとんどがヒールを使っているな」「レオン・ベイリーがベスト」「ミュラーのプレーが好きだ」との反応が寄せられ、なかには「SAKAI…」と“ヒール返し”を食らった酒井に対する言葉も見受けられた。

　果たして、4月はどのような魅惑のプレーが生まれるだろうか。