“新生”浦和、初陣で先発総入れ替え 大槻暫定監督が示した「三つの選考基準」とは?

浦和レッズの大槻毅暫定監督【写真:Getty Images】
浦和レッズの大槻毅暫定監督【写真:Getty Images】

監督交代後、中2日でルヴァン杯の敵地広島戦に挑み0-0ドロー

 浦和レッズは、監督交代後の新体制となったルヴァン杯グループステージ第3節のサンフレッチェ広島戦を0-0の引き分けで終えた。就任からわずか2日での初陣となった大槻毅暫定監督は、メンバー選考について「基準は三つ」と明確な指針を示した。

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 この日の浦和は、契約解除となった堀孝史前監督でのラストゲームとなった1日のリーグ第5節ジュビロ磐田戦から、スタメン11人を総入れ替えした。もちろん、単純に前の試合から中2日であり、カップ戦のゲームだというファクターがあるにしても、大槻監督はこの日メンバーから外れた選手たちに対しても通ずる、自身の考える選考の方向性を明言した。

「試合前のミーティングで話した基準は三つ。心も体もフレッシュであること。次に野心を持った選手、浦和に来て自分がプレーをしたい、見てもらいたい、チームに貢献したいのは誰なのか。三つ目は責任を負ってもらうこと。今日の18人(ベンチ入りを含む)は、その三つの基準だと話した」

 中2日を加味したターンオーバーという観点で、「心も体もフレッシュであること」という総入れ替えは合点がいく。これまで堀前監督はルヴァン杯でもメンバー変更をチームの半数ほどに留め、その上で結果が出てこなかった。“体”の部分で中2日という意味合いが強く、“心”の部分で敗戦続きの沈んだ空気を持ち合わせないという点で、それを両立させる方策がこの総入れ替えだったのだろう。

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