リーガ公式ツイッターがテクニック動画を公開、芸術的な抜き技に称賛の声

　レアル・マドリードのスペイン代表MFイスコは、今季前半戦は多くの試合でスタメン出場を果たしたものの、1月に負傷した影響もあってコンディションを落とし、出場機会を減らしている。それでも、類稀な才能に対する評価は高く、スペイン代表を率いるフレン・ロペテギ監督も年代別代表時代から指導してきた教え子を、ロシア・ワールドカップ（W杯）に向けてチームの中心に据えたいとの意向を示しているほどだ。

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　現在25歳とキャリアの絶頂期を迎えようとしている名手への注目度は高まるばかりだが、リーガ・エスパニョーラ公式ツイッターがそんなイスコの超絶テクニック動画を公開し、反響を呼んでいる。

　リーガ公式が作成した動画は、2011年から13年まで在籍し、頭角を現したマラガ時代のシーンからスタート。そして全編にわたって何度も繰り出される美技が、華麗すぎる“股抜き”と相手守備者の鼻先でひらりとかわす切れ味抜群のターンだ。

　股抜きに関しては、もはや芸術の域に達していると言えるだろう。相手が飛び込んでくる瞬間を的確に判断し、インサイド、アウトサイド、足裏で軽くボールを転がして瞬殺する。抜き去った後もしっかりとボールをキープしてパスやドリブルにつなげており、抜かれた相手は屈辱的な転倒か呆然とイスコの背中を追うしかない。

「魔術師が現れる」とのコメントが添えられたこの動画が公開されると、返信欄にはファンから「世界最高の選手」「魔法」「偉大なるイスコ」「怪物」といった称賛の声が上がった一方、「ベンチの魔法使い」など苦しい現状を揶揄するコメントも届いていた。

　前人未到のUEFAチャンピオンズリーグ3連覇を目指すレアルで定位置を奪回し、ロシアW杯で輝けるのか。イスコにとって、キャリアを大きく左右する勝負の時期を迎えているのは間違いない。