ファン・ハール監督、180億円超補強の噂にも冷静「簡単なことではない」

「私が世界中から選手を買ってくるという報道を見たが、そのようなことはない」

 マンチェスター・ユナイテッドを率いるルイス・ファン・ハール監督が、昨季に続く大型補強の噂について、冷静な姿勢を示している。

「多くの名前が(獲得候補として)挙げられている。私が世界中から選手を買ってくるという報道を見たが、そのようなことはない」

 15日のリーグ戦前日会見に出席したファン・ハール監督は、移籍の話題についてこのように言及した。

 昨夏にアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアら計7選手に1億5000万ポンド(約280億円)を費やしたユナイテッド。英国メディア「スカイ・スポーツ」によると、今夏にもレアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイル、トットナムのイングランド代表FWハリー・ケインらの獲得に1億ポンド(約180億円)を費やそうという動きがあるという。

 しかし、指揮官はこうした報道にも冷静だ。「移籍には過程が存在する。私が欲しいと言えば、誰かが来るというようなものではない。選手、クラブ、そして我々と、常に三者が関わっている。そんなに簡単なことではない」と語るに留まった。

 それでもファン・ハール体制2年目となる来季には、PSVからオランダ代表FWメンフィス・デパイが加入することは決定済み。2014年ワールドカップを共に戦った愛弟子に続くのは一体どの選手になるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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