ミラン本田の恩師、インザーギ監督が来季サッスオーロ次期監督に急浮上

 

今季開幕前も打診

 

 ACミランのフィリッポ・インザーギ監督は来季、現在セリエAの16位サッスオーロの新監督に就任する可能性が急浮上した。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 昨年のリーグ開幕前に、シルビオ・ベルルスコーニ会長は、サッスオーロのスクインツィ会長から当時ミランのプリマベーラを率いていたインザーギ監督の招聘(しょうへい)を依頼されたという。

 記事では「当時、ピッポは若く、高い将来性のある監督とされ、メルカートでひっぱりだこだった。シルビオ・ベルルスコーニ会長に直接話が来ていた」と報じている。

 アドリアーノ・ガリアーニCEOは「インザーギ? 聞かれたが、ノーと我々は答えた。行かせることは全くできない」と説明。16カ月前には、会長もCEOも、インザーギを手放さなかった。だが、ミランは2年連続で欧州のカップ戦出場権を喪失し、現実味を帯びている。来季まで契約を残すインザーギ監督は今季限りで解任となる可能性が高まっている。

 サッスオーロのエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督は戦力の乏しいクラブで、人格者としても、戦術家としても手腕を発揮している。このほどミランの監督候補にも、リストアップされたと報じられるほど、その仕事ぶりには定評がある。

 記事では、「日曜日、サッスオーロで(ガリアーニ氏は)また会長と会う。ディ・フランチェスコが去る場合、インザ ーギが次期監督になる可能性がある」と伝えられている。

 ピッポ監督は、プロヴィンチア(地方のクラブ)からキャリアを再出発させる可能性もある。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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