伊代表GKブッフォン、“世界最高選手論”に持論 「メッシはより完璧。C・ロナウドは…」

ユベントスのGKジャンルイジ・ブッフォン【写真:Getty Images】
ユベントスのGKジャンルイジ・ブッフォン【写真:Getty Images】

二大巨頭と対峙してきた世界屈指のGKは「彼らは全く異なる選手」と分析

 イタリア代表の“生ける伝説”、ユベントスのGKジャンルイジ・ブッフォンはサッカー界の二大巨頭をどう見ているのか。23日の国際親善試合アルゼンチン戦前の記者会見で、守護神は対戦相手であるバルセロナのFWリオネル・メッシとレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの比較論について語った。

 メッシとロナウド、どちらが世界最高の選手か――。この問題は現代サッカーにおいては常に議論が繰り広げられている永遠のテーマとなっている。プレースタイルも、歩んできたキャリアも全く異なるだけに選出は好みの問題とも言えるが、この定番の質問を受けたブッフォンは「彼らは全く異なる選手だ」と前置きし、独自の「メッシ・ロナウド論」を展開している。

「メッシはより完璧だ。彼はより低い位置からプレーを開始し、よりテクニカルのクオリティー、ゲームのビジョンを持っている。フィニッシャーというよりはトレクアルティスタ(トップ下)だ。クリスティアーノ・ロナウドは年を取っているからこそ、ペナルティーエリア内のキラーになったんだろう」

 世界屈指のGKとして二人のシュートを受けてきたブッフォンは、どちらが優れているかという点については明言せず、メッシはゴール以外にも味方を生かすなど幅広いプレーができ、ロナウドはよりゴールに特化したアタッカーだと評した。

 なお、マンチェスターのエティハド・スタジアムで行われた23日のイタリア対アルゼンチンの一戦でブッフォンは先発出場し、代表キャップを176に伸ばした。メッシは急きょ欠場が決まり、スタンドから観戦した。

 試合はMFエベル・バネガ(セビージャ)とMFマヌエル・ランシーニ(ウェストハム)がゴールを決めたアルゼンチンが2-0で快勝。60年ぶりにワールドカップ出場を逃したイタリアは、ルイジ・ディ・ビアッジョ暫定監督の下で行われた初のゲームも黒星となった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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