ウェールズ代表FWベイル、圧巻ハットで“ラッシュ超え” 「自信に満ちあふれていた」

ウェールズ代表FWギャレス・ベイル(レアル・マドリード)【写真:Getty Images】
ウェールズ代表FWギャレス・ベイル(レアル・マドリード)【写真:Getty Images】

チャイナカップ準決勝・中国戦でハットトリック達成 歓喜の雄叫びを上げる場面も

 ウェールズ代表FWギャレス・ベイル(レアル・マドリード)は、22日に行われた「チャイナカップ」の準決勝・中国戦でハットトリックを達成。通算ゴール数を同代表歴代単独トップの「29」に伸ばし、6-0の大勝に貢献した。

 今年6月のロシア・ワールドカップ(W杯)出場を逃しているウェールズ代表にとって、ライアン・ギグス新監督就任後の初陣。名将マルチェロ・リッピ監督率いる中国を粉砕したのは、レアルのスピードスターだった。

 開始2分、GKのロングボールに味方がヘディングで競り勝つと、最前線に飛び出したベイルがスピードでマーカーを振り切り、ほとんど角度のない位置から左足でゴールネットを揺らした。

 記念すべきギグス政権初得点を決めたベイルは、前半21分に2点目を奪う。リバプールなどで活躍した名FWイアン・ラッシュ氏の代表通算ゴール記録に並ぶと、後半17分に代表戦では自身初となるハットトリックを達成。歓喜の雄叫びを挙げた。

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」では、FWサム・ヴォークスと並び両軍最多タイの「9点」という高評価。マン・オブ・ザ・マッチに選出され、寸評では「彼の能力を思い出す必要がある人がいるなら、この試合のパフォーマンスを見るべき。中国の守備陣は開始1分から恐怖ですくみ上がった。高水準の相手とは言えないが、マドリードのスターは自信に満ちあふれていた。代表初のハットトリックを記録した」と記されている。

 対するFIFAランク65位の中国は、クラブレベルではアジアのトップクラスに位置する反面、ベイルの恐怖にあっさりと屈してしまった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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