今年リーグ戦11試合で4得点5アシストと活躍、代表復帰にファン「努力の賜物」

　パチューカFW本田圭佑が、15日に発表された日本代表の欧州遠征（23日マリ戦、27日ウクライナ戦）メンバーに選出された。昨年9月5日のロシア・ワールドカップ（W杯）アジア最終予選のサウジアラビア戦以来、約半年ぶりとなる選出を受けて、本田は「一歩前進しただけ」と公式ツイッターで綴るなど冷静沈着だが、返信欄は「待ってました！」「期待度ナンバーワン」など、活躍を待ち望むファンの声で溢れた。

　本田は昨夏、イタリアの名門ACミランと契約満了となり、メキシコのパチューカへ移籍。新天地でゼロからのスタートということもあり順応に時間を要し、負傷により出遅れる状況も重なり、当初は思うように活躍できなかった。所属クラブでのコンスタントなプレーを求めるバヒド・ハリルホジッチ監督は、10月と11月の代表戦で本田を招集せず、今遠征で声がかかるまで約半年の時間が経過している。

　今年1月から開幕した後期リーグで本田は躍動し、11試合で4得点5アシストと出色のパフォーマンスを披露。ハリル監督に自らの存在価値を見せつけて代表復帰を果たした。メンバー発表翌日の16日、本田は自身の公式ツイッターで「一歩前進しただけ」と、あくまでも6月のロシア・ワールドカップ（W杯）を見据えた言葉を綴っている。

　返信欄は好意的なコメントで溢れかえった。「努力の賜物」「待ってました！」と本田の巻き返しぶりを称え、「期待度ナンバーワン」「やっぱり日本に本田は必要だ！」とのコメントも見られた。