日本、ポーランド、豪州がW杯ボイコット参加の可能性と英紙 “毒盛り疑惑”から波及

今年6月に開催のロシア・ワールドカップまで残すところ3ヶ月。 イングランドは、英国内での“毒盛り疑惑”から波及している一連の騒動を受けて、ロシア政府の関与が発覚した場合はW杯ボイコットの可能性を示唆。 さらに「日本、オーストラリア、ポーランドもW杯ボイコットに参加の可能性がある」と英紙が伝えている。

2018年ロシアW杯の優勝トロフィー【写真:Getty Images】
2018年ロシアW杯の優勝トロフィー【写真:Getty Images】

英国内での事件にロシア関与の場合、「イングランドのW杯ボイコットもあり得る」

 6月のロシア・ワールドカップ(W杯)に出場するイングランドだが、ロシア人の反政府活動家が英国内で毒物を盛られて重体となった4日の事件を受けて、ロシア政府の関与が発覚した場合はW杯ボイコットの可能性も示唆。さらに「日本、オーストラリア、ポーランドもW杯ボイコットに参加の可能性がある」と英紙「デイリー・メール」が伝えている。

 一連の出来事は、ロシアの元情報機関員である66歳のセルゲイ・スクリパリ氏と33歳の娘が英国ソールズベリーのベンチで倒れていたことに端を発する。二人は意識不明の重体に陥っており、何者かが毒物を盛った可能性があるとして捜査が始まっているという。

 スクリパリ氏は、2006年に英国側へ情報提供した罪に問われて有罪判決を受けたが、アメリカとロシアのスパイ交換で釈放され、英国へと移り住んでいた。英国側はロシア政府が一連の事件に関与した疑いを持っており、「ロシアの関与が発覚した場合、イングランドのW杯ボイコットもあり得る」と英紙「デイリー・メール」は伝えている。

 保守党トム・タジェンダット氏の言葉を引用し、「政策の方法としての殺人を使った国で大会が行われることは異常だ。ボイコットも視野に入れるべき」との主張を報じた。さらに同記事では、「英国が他の国にボイコット参加を要請するかもしれない」としている。そこで挙がった国が日本、オーストラリア、ポーランドの3カ国だ。「日本、オーストラリア、ポーランドはW杯ボイコットに参加の可能性がある」と具体的な国名を出して報じた。

 英国内での“毒盛り疑惑”から波及している一連の騒動。日本はロシアW杯でポーランドとグループリーグ最終戦で対戦するが、オーストラリアも含めてW杯ボイコットの可能性が英国内で報じられているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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