“J王者”川崎に忍び寄るACL敗退危機 後半ATのPK献上は「チームとして隙がある証拠」

ホームでメルボルンに土壇場で追いつかれ2-2ドロー 3戦を終え1分2敗の最下位

 昨季のJ1王者・川崎フロンターレがAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で早期敗退の危機に立たされた。川崎フロンターレは7日、ACLグループステージ第3節でオーストラリアのメルボルン・ビクトリーと対戦し、終始、先手を奪う展開となったが、後半アディショナルタイムに同点弾を献上。ホームで勝ち切れずに1分2敗となり、グループステージ突破へ追い込まれる状況となった。

 勝利は目前にまで迫っていた。2-1とリードしていた後半アディショナルタイム、左寄りのポジションでメルボルン・ビクトリーのオーストラリア人FWクリスティアン・テオハルスにドリブルを許すと、対応したMF家長昭博がかわされペナルティーエリア内に侵入されてしまう。これをDF奈良竜樹がスライディングで止めに行ったが、伸ばした足はボールには触れず相手を倒すことにつながってしまった。結果、このPKを決められて、同点のまま試合終了のホイッスルを聞くこととなった。

 その時の状況を、守備の要であるDF谷口彰悟はこう振り返る。

「こっちが2点目を取ったところで、しっかりゲームをコントロールしながら、統一感を持って戦うところは常にみんなで声をかけ合っていた。しっかり我慢するところと、奪った後にみんなで畳みかけるなら全員で押し上げる。そこに関しては、今日はどちらかというと上手くできていた方だったけど、最後の最後にああいう風にPKを取られてしまった。そこはチームとして隙がある証拠だと思う」

 

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