PSGの技巧派MF、華麗な“裏街道”で脚光 「相手をフリーズさせた」「気をつけろ!」

負傷のムバッペに代わって出場のパストーレが相手を翻弄する足技を披露

 パリ・サンジェルマン(PSG)は現地時間2月28日のクープ・ドゥ・フランス(フランス杯)の準々決勝マルセイユ戦で3-0と勝利し、ベスト4に駒を進めた。試合中にフランス代表FWキリアン・ムバッペが足首を痛め、前半で交代を余儀なくされたが、“代役”を務めたのがアルゼンチン代表MFハビエル・パストーレだった。相手マーカーを翻弄した美技をクラブ公式YouTubeチャンネルが公開し、「相手をフリーズさせた」「美しい」と称賛されている。

 PSGは右ウイングで先発出場したムバッペが負傷交代。急遽、後半開始からパストーレに出番が回ってきた。今季リーグ戦では18試合中先発は9試合とターンオーバー要員となっている万能MFは、ここぞとばかりに華麗なテクニックで魅せた。

 敵陣左サイドでボールを受けると、マルセイユのギニア代表FWブナ・サールとマッチアップ。間合いを詰めて来る相手に、ボディーフェイクを入れながらコーナーフラッグ付近まで到達した。コーナーに追いつめてB・サールは右足を出してきたが、その瞬間、パストーレは右側にボールをキック。自らは左側のスペースから回り込んで相手を抜き去った。

 蹴り出したボールに対し、相手の外を回ってボールに追いつくドリブルテクニック「裏街道」をPSG公式YouTubeチャンネルが公開。コメント欄には「相手をフリーズさせた」「非常に美しい」「PSGで最もエレガントな選手」などファンから称賛された。PSGはクラブ公式ツイッターでも「パストーレに気をつけろ!」と同様のプレーシーンを紹介している。

 今季は強力3トップやドイツ代表MFユリアン・ドラクスラー、アルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアらの陰に隠れてきたが、ネイマールが右足の手術で長期離脱が決定。ムバッペも怪我が長引く可能性もあり、アルゼンチン代表でもPSGでも10番を背負ったパストーレの力が必要とされそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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