J1初参戦で「僕たちの目が変わってくる」 開幕戦で惜敗の長崎、“初舞台”で得たもの

名物社長「特別に変わることはなくても…」

 一方、会場で観戦した長崎の高田明社長は「どちらが勝っても本当にいい試合だったと思います」と試合を振り返り、初のJ1挑戦を迎えた実感を率直に語っている。

「なんでもそうですが、J1に来たからといって特別に変わることはなくても、皆さんの目が変わっているんですよね。私の目もJ1だと思って見ていると。例えば、昨日のカーリング(準決勝)は残念でしたけど、カーリングに対する皆さんの目は全然違ったと思うんですよね。それと同じでJ1のステージというのは、僕たちの目が変わってくるし、ファンの目が変わってくる。だからJ1なんだと思います」

 長崎にとってJ1での初戦は、ほろ苦い敗戦となった。しかし、これはまだ34分の1でしかない。周りの見る目が大きく変わるなかで、今後どのような歩みを見せていくのか。3日に行われる鳥栖とのホーム開幕戦、満員が予想されるスタジアムで、初の勝ち点獲得を目指す戦いに挑む。

【了】

林 遼平文 text by Ryohei Hayashi

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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