元同僚のデコ氏が語るメッシの凄さ　「単なる点取り屋ではない」

　リーガ・エスパニョーラで首位を独走するバルセロナは現地時間20日、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント1回戦、敵地スタンフォード・ブリッジでプレミアリーグの強豪チェルシーとの第1戦に挑む。全世界が注目するビッグマッチを前に、「Omnisport」はかつてバルセロナとチェルシーで活躍した元ポルトガル代表MFデコ氏のインタビューを行い、メッシのプレーを「予測不可能」「受け身になるしかない」と称えている。

　デコ氏は2004年から08年までバルセロナに在籍。04年にトップデビューを果たしたメッシとも、4シーズンにわたって共闘し、08年にチェルシーへと移籍した。

　間近で天才的なプレーを目撃してきたデコ氏は、「メッシのような選手がいれば、世界中のどのチームにとってもちょっとしたアドバンテージになる」と、その凄さについて言及。「メッシは単なる点取り屋ではない。創造することができる。相手に対して守備へのアプローチや、練習方法を変えることを強いる」と、その存在は相手の戦術やスタイルにも影響を与えるものだとした。

「1対1の勝負でもパスでも予測不可能な選手だからだ。相手は彼がピッチ上でやることに対し、受け身になるしかない」

　名司令塔として一時代を築いたデコ氏ですら脱帽する、メッシのアタッカーとしてだけではない予測不可能な能力の数々――。チャンスメーカーとしても規格外のメッシを前にしたら、世界中のどんなチームでも受け身になるしかないと断言している。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images