下剋上を食らったマンC、エースがファンに衝撃パンチ&監督口論 英紙「醜い争い」

FAカップ5回戦でウィガンに敗北 アグエロが乱入したファンに手を挙げる場面も…

 プレミアリーグ首位を走るマンチェスター・シティは、現地時間19日のFAカップ5回戦で英3部相当のウィガン相手に0-1で敗戦。伝統ある大会で衝撃のジャイアントキリングを喫した。さらに、試合後にはエースがピッチに乱入してきたサポーターにパンチを見舞い、ジョゼップ・グアルディオラ監督も指揮官同士で口論を繰り広げるなど、後味の悪いゲームに。「醜い争い」「FAに確実に調査される」とメディアを賑わせている。

 シティはベルギー代表MFケビン・デ・ブライネら一部主力を温存するも、アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ、スペイン代表MFダビド・シルバ、ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンら豪華メンバーをスタメンに起用。ボール支配率82%と主導権を握ったが、前半アディショナルタイムにイングランド代表MFファビアン・デルフが退場となり、数的不利を強いられた。

 そして迎えた後半34分、シティは右サイドでファウルがあったと判断したイングランド代表DFカイル・ウォーカーが自身の下へ転がってきたボールを見送ったが、主審はノーファウルと判定。バックラインの背後に流れたボールをウィガンFWウィル・グリッグが拾うと、最後は倒れ込みながらゴール右隅に蹴り込み、ファーストシュートで貴重な先制点を手にした。

 試合終了、そしてシティの敗戦を告げるホイッスルが鳴ると、下剋上に続く衝撃の展開が待っていた。ピッチに地元クラブ勝利の歓喜に沸くウィガンサポーターが多数乱入。選手たちに接触するなか、シティの得点源のアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロは右腕をつかまれた。すると、それを右手を上げて振り払おうとしたが、拳は見事にサポーターの顔面をヒット。ウィガンの選手や他のサポーターの制止でなんとか事態は収拾したが、激昂したアグエロはしばらく興奮状態だった。

 

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