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アーセナル新鋭の母親が暴行容疑で逮捕、英地元紙が報じる
クラブハウスを出入り禁止処分に
アーセナル史上2番目に若く欧州チャンピオンズリーグデビューを果たしたイングランドU-18代表FWの母親がリザーブリーグの試合中にスタッフに暴行を働き、逮捕されるという珍事が起きた。地元紙「デイリー・テレグラフ」が報じている。
アーセナルのU-18イングランド代表FWアインズリー・マイトランドナイルの母親ジュル容疑者は先月、アーセナルの交渉役であるディック・ロー氏ら2人に暴行を働いた容疑がかけられているという。愛息に関する交渉中に激怒した母親はロー氏ら2人に暴行を働き、アーセナルのロンドン郊外コロニーのクラブハウスから出入り禁止処分を受けたと報じられている。
さらに釈放された母親は出入り禁止にもかかわらず、24日のリザーブリーグのアストンビラ戦の応援に乗り込み、再び騒動を起こしたようだ。記事によると、興奮状態に陥った母親はリザーブリーグの試合中にピッチ内に乱入。息子を試合中のピッチから引きずりだそうとし、警備員が制止、再び警官が駆けつける事態に陥ったという。
謙虚な人柄とハードワークを惜しまないことで評価の高いマイトランドナイルは4ー1で快勝した昨年12月9日の欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ敵地ガラタサライ戦で後半開始からウェールズ代表MFアーロン・ラムジーと交代で出場。17歳102日でのCLデビューはアーセナルで2番目に若い記録だったと伝えられている。この4日後のニューカッスルとのリーグ戦(4-1勝利)でプレミアリーグデビューも果たすなど、ガナーズで将来が嘱望されていた。
トップチームと下部組織でもその人柄は愛されている新鋭だが、“モンスターペアレント”ぶりにはクラブ側も困惑を隠せない様子。母親の一連の蛮行について、「プライベートな事柄」とクラブ側はコメントしている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images