本田、無回転FKで2試合連続弾 後期3得点3アシストと好調もパチューカは無念の敗戦

本田の直接FKで同点に追いつくも、その後PKを献上して2-3で敗戦

 パチューカのFW本田圭佑はメキシコリーグ(リーガMX)後期第5節モレリア戦に先発出場。試合は2-3で敗れたものの、代名詞の無回転シュートでの直接FKを叩き込み、2試合連続ゴールを記録した。

 この日トップ下に入った本田。前半18分にはゴール正面に入り込み、左サイドに鋭いスルーパスを出してフィニッシュの局面を作り出すなど積極的に攻撃に絡んだ。するとパチューカはその1分後、本田を起点とした小気味いいパス回しから、MFエリック・グティエレスが無回転ミドルを突き刺して先手を取った。同31分には本田がセンターサークル上のカウンターから左サイドに展開し、最後はフリーランからリターンを受けて左足シュートを打つなど、攻撃を活性化した。

 その後パチューカは同40分にセットプレーから同点に追いつかれ、後半6分には逆転を許す苦しい展開に。ここで意地を見せたのは本田だ。同15分、ゴール正面約28メートルで得た直接FKで左足を一閃すると、痛烈な弾道の無回転シュートはGKの手を弾きゴールへと突き刺さった。前節ティグレス戦に続く得点で、存在感を発揮した。

 しかし試合は同27分にパチューカがPKを献上。これを決められて再び勝ち越しを許して万事休す。本田は後期リーグ5試合3得点3アシストと勢いに乗る一方、チームは1勝1分け3敗。奮闘がチームの結果につながらないジレンマが続いている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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