リーガの先駆者・城彰二が明かす分岐点 スペイン行きを懸けたある人物との“約束”とは

「ICHIGANトークショー」で語ったバジャドリード移籍の舞台裏

 日本代表DF長友佑都がインテルからガラタサライへ移籍し、MF香川真司(ドルトムント)、FW本田圭佑(パチューカ)、FW岡崎慎司(レスター・シティ)、MF長谷部誠(フランクフルト)、DF吉田麻也(サウサンプトン)らも長年異国の地でプレーしている。今でこそ“海外組”と呼ばれ、日本人選手が海を渡ることはスタンダードになりつつあるが、2000年代初頭まではその道を辿れるのはほんの一握りの選手だけだった。世界最高峰の一つであるスペインのリーガ・エスパニョーラで、史上初めてプレーした日本人選手となった城彰二氏が、サンフレッチェ広島のアンバサダーを務める森崎浩司氏とともにゲスト出演した1月27日の「ICHIGANトークショー in TAU」で、当時の移籍の舞台裏を明かした。

 現在、解説者や評論家だけでなく、インテルの日本サッカースクール「インテルアカデミージャパン」のテクニカルディレクター、北海道サッカーリーグに所属する北海道十勝スカイアースのスーパーバイザー、日本協会アンバサダーなど多方面で活躍する城氏。現役時代は1994年にJリーグ・ジェフユナイテッド市原(現・千葉)へ加入すると、デビュー戦から4試合連続ゴールを挙げるなど瞬く間に世間の注目を集め、96年アトランタ五輪、98年フランス・ワールドカップにも出場するなど日本を代表するストライカーに成長した。

 横浜マリノス(現・横浜FM)移籍から3年が経過した2000年に念願のスペインリーグ挑戦が実現するが、当時はイタリアやドイツに比べ、まだ日本人選手に馴染みのなかったスペインになぜ渡ることができたのか。城氏は“ある監督”の存在を要因に挙げた。

「それ以前は(日本人が)スペインに行くことはまったくなかったですが、マリノスの時に(ハビエル・)アスカルゴルタ監督や(フリオ・)サリナスが来て、(日本にも)スペイン色が入ってきました。運良く監督に認められて、代理人を紹介するから(スペインに)行ったらどうだと言われたのが、コネクションができたきっかけです」

 

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