ベンゲル監督、凡ミス連発のアーセナル守備陣に怒り露わ 「完全なる有罪だ」

敵地でスウォンジーに1-3と逆転負け、決勝点となった2失点目を問題視

 アーセナルは30日に行われたプレミアリーグ第25節の敵地スウォンジー戦に、1-3で敗れた。この試合では名手のチェコ代表GKペトル・チェフが、信じられないキックミスを犯して決勝点を献上したが、アーセン・ベンゲル監督はそこに至るまでのチーム全体の拙い守備について「完全なる有罪だ」としている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

 前半33分にスペイン代表DFナチョ・モンレアルのゴールで先制したアーセナルだったが、直後に失点して1-1で前半を終えた。そして後半16分、大雨のピッチで悲劇が起きる。

 相手のゴールキックが直接自陣左サイドの深い位置へと流れてくる。このボールを左SBのモンレアルはパスでつなぐ余裕があったものの、見送ってスローインに。そしてモンレアルが自陣ゴール側に向かって投げたボールを、ドイツ代表DFシュコドラン・ムスタフィは相手の激しいチェイシングを受けながらチェフにバックパス。濡れたピッチの影響もあり、これがやや強めのボールとなり、またチェフの視界にプレスをかけてきた二人の相手の姿が入ったのか、左足でクリアを試みるもまさかのキックミス。当たり損ねのボールは、プレッシャーをかけに来ていたガーナ代表FWジョルダン・アイェウへの絶妙なプレゼントボールになってしまった。アイェウは左足で難なくゴール左隅にダイレクトシュート。結果的にこのゴールが決勝点となった。

 

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