イニエスタとコウチーニョは「共存可能」 バルサ監督が語る二人の名手の違いとは?

バルベルデ監督が考察 二人は「お互いに完璧に補完できる」

 今冬の移籍市場でリバプールからバルセロナに加入したブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョは、将来的にスペイン代表MFアンドレス・イニエスタの後継者として中盤のコンダクターとなることが期待されている。エルネスト・バルベルデ監督は、イニエスタとコウチーニョという二人の名手の“違い”について考察を示している。スペイン紙「スポルト」が報じた。

「コウチーニョは今季チームメイトのプレーにすでに慣れている。もちろん、彼には守備的な義務も求められるが、彼はイニエスタ以上に攻撃的な側面を持つ」

 アラベス戦の前日会見に出席したバルベルデ監督は、こう語った。リバプールからクラブ史上最高額の1億6000万ユーロ(約216億円)で獲得したブラジルの名手は、イニエスタよりも攻撃的だと分析している。

「彼らは異なる選手だが、ピッチ上ではお互いに完璧に補完できる。イニエスタはよりミッドフィールダーの色が濃い。コウチーニョはより攻撃的だ。遠い距離からのシュートを放つ。サイドでも中盤でもプレーできる。彼が我々のサッカーに順応する必要はあるけれどね」

 至高の技術と圧倒的なインテリジェンスを備えるゲームメーカーとして、欧州屈指の実力を誇る司令塔イニエスタに対して、アタッカーとしてのクオリティーの高さを持つコウチーニョ。二人の名手はタイプが異なるため、完璧に共存できるとバルベルデ監督は断言していた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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