バルサDFピケ、スペイン代表でサポーターから猛ブーイング 名手シャビが理由を分析

バルサ元司令塔シャビ、ピケに対する代表戦ブーイングの理由は宿敵との対立関係と指摘

 バルセロナのスペイン代表DFジェラール・ピケは、代表戦で味方サポーターからボールを持つと罵声を浴びるなど厳しい視線を浴びている。過激な言動で知られる名手だが、バルセロナのレジェンドは、ピケに対するブーイングの理由は、賛同していたカタルーニャ独立運動ではなく、ある宿敵との対立関係にあると分析した。

「ピケは真剣な男だ。勝利者でもあり、チームの先頭に立つ男なんだ。特に代表でも多くのタイトルを勝ち取っている。彼の言葉とジョークは時に誤解されるんだよ」

 スペインメディア「モビスタープラス」で語ったのは、バルセロナとスペイン代表でチームメートだった司令塔シャビ・エルナンデス(アル・サッド)だ。

 ピケは自身のソーシャルメディアや囲み取材で包み隠さず思いを発信する。宿敵レアル・マドリードを挑発し、スペイン代表でコンビを組むレアルDFセルヒオ・ラモスとの場外戦は恒例行事と化している。そして、スペインで社会問題となっているカタルーニャ独立運動でも住民投票の権利を主張する立場を明確にしていた。

 本拠地で行われるスペイン代表戦では地鳴りのようなブーイングを味方サポーターから浴びたが、その理由は政治的な問題ではないとシャビは見ているようだ。

「(ブーイングについては)カタルーニャ独立運動の問題というよりも、レアル・マドリードのファンをこれまで敵に回してきた代償だと思う」

 絶大な人気を誇るレアルを刺激してきたピケに対するマドリディスタの憎悪が、代表戦のスタンドでも渦巻いているということなのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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