問題行動のスターリングにクラブ内外から“改心”を望む声が相次ぐ

発言や行動にプロ意識の欠如が見られるスターリング

 リバプールのイングランド代表FWラヒーム・スターリングについて、クラブ内外から“改心”を望む声が相次いでいる。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 試合で活躍すれば、イングランドの新聞は最終面で大々的に報じる。だが、スターリングはプレー以外のトラブルで地元紙の一面に取り上げられ、世間を騒がせている。クラブに無断で応じたインタビューでリバプールの契約延長オファーを固辞したことを告白し、水タバコや笑気ガスを吸引する動画も流出。笑気ガスの吸引自体は非合法ではないものの、プロ選手の行為にふさわしいとは言えない。

 これに関し、リバプールのレジェンドで現在解説者を務める元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は「プレミアリーグの選手だろうが、20歳の若者だろうが、その年齢では誰もが過ちを犯す。私もそうだったし、みんなそうだと思う。重要なことは失敗から学ぶことだ。なぜなら、ラヒーム・スターリングはあんなに素晴らしいフットボール選手なのだから。彼は新聞の裏面を飾る必要がある。一面ではない。ここ数か月の彼の問題になっている」と指摘。

 一方、地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」によると、リバプールのブレンダン・ロジャーズ監督は13日のニューキャッスル戦後、「トップレベルのプロスポーツマンであるとするならば、適切な行為とは思えない。簡単なことだ。この問題で彼と話をすることになるだろう。この紙面は今日、目にしたばかりなんだ」と語り、ニューカッスル戦でゴールを決め、2-0の勝利に導いたスターリングと直接会談を持つ方針を明らかにしている。

「我々はスーパーなプロ意識を持つ選手を求めている。それが彼だと思う。彼はフットボールと選手としての成長に集中している」

 指揮官はこう擁護したが、一連の行動を見れば、プロ意識が欠如していることは明らかだ。監督やクラブレジェンドの言葉は、同僚のイタリア代表FWマリオ・バロテッリのように問題行動が続くスターリングの心にどう響くのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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