英紙が歴代“過小評価選手”トップ20を選出 1位に選ばれたのは?

 

ファーガソン元監督が「最高のイングランド人選手」と評価したキャリックがトップ1に

 マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表MFマイケル・キャリックがサッカー史上最も過小評価された選手に選出されている。英地元紙「デイリー・テレグラフ」が「史上最も過小評価されている20選手」と特集している。

 今季マンチェスター・ユナイテッドとイングランド代表の中盤でいぶし銀の活躍を見せているキャリックが過小評価ナンバー1選手にとなっている。

 寸評では「サー・アレックス・ファーガソンが最高のイングランド人選手と呼ぶのだから、おそらく彼がそうなのだろう。19歳で代表デビューした中盤の選手としては通算33キャップというのは不当だろう。確かにケガもあったが、イングランド代表監督たちは気取らないが、高度に知的で技術の高いボランチを見過ごしてきた。イタリア代表戦でも彼のチームに貢献できる能力を示したが、おかしなことにまだ疑問符が付けられている」と分析している。

 2位はかつてイタリア代表とACミランの黄金時代の最終ラインを支えたアレッサンドロ・コスタクルタが選出されている。

 マウロ・タソッティ、コスタクルタ、フランコ・バレージ、パオロ・マルディーニら“グランデ・ミラン”で構成された1994年アメリカW杯イタリア代表最終ライン。その4バック史上最強のメンバーにおいて「鍵となる存在」と称賛されている名DFは「イングランド代表がコスタクルタの質を持ったストッパーをいかに切望したか」と言及されている。

 ミランで20年プレーし、450試合に出場。ミランの数々の栄光の瞬間を経験したコスタクルタはバレージ、マルディーニという2人のビッグネームに隠れながらも、素晴らしい名手だったと再評価している。

 3位は現役時代、リバプールなどで活躍した元イングランド代表FWのスタン・コリモアが選出されている。寸評では「リバプール移籍前のノッテンガム・フォレスト時代に65試合41得点という決定力を示した真のセンターフォワードだった」と評価。

 リバプールではロビー・ファウラーと強烈な前線を形成したが、1997年、自身が大ファンだったアストンビラに当時の両クラブ最高の移籍金での移籍を境にキャリアは激変したという。当時について記事では「精神を病み、キャリアは転落した」としているが、今では「過去30年のイングランドで最も才能に恵まれたストライカーの1人」と再びスポットライトが再び当てられている。

 

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