「まだまだハングリー」 レアルMFクロース、初のCWC連覇も止まないタイトルへの渇望

「まだまだハングリー」とタイトルを渇望

 

 クロースは9日にリーグ第15節のセビージャ戦(5-0)を終えてUAEまで移動。さらに準決勝(13日)、決勝(16日)と中2日で戦うのは決して楽ではないと強調した。実際、「厳しいゲームだったけど、アルジャジーラ戦より良いプレーができたと思う。前半は良いプレーをしたし、後半は少し疲れてしまったね。前半にゴールするために運動量を使ってしまったからね」と、体力的な厳しさがあったと明かしている。

 

 もっとも、クラブW杯優勝で満足したわけではないようだ。クロースは「まだまだハングリーなモチベーションを持っている」と話し、パリ・サンジェルマン(PSG)と対戦するCLや、首位バルセロナを勝ち点8差で追いかけるリーグ戦についても言及した。

 

「昨季に僕らは大きな経験をしていると思う。バイエルン・ミュンヘンもユベントスも倒してきた。この先もベストなプレーをしてチャレンジするだけだ。リーグではビハインドを背負っているし、勝ち獲るのは簡単なことじゃない。チャンピオンズリーグの次の試合も五分五分の試合だし、タイトルを獲り続けるのは簡単じゃないよね。でも、そこにチャレンジしていきたいと思っている」

 

 常勝軍団に身を置くからこそ、タイトルへの渇望は止まない。レアルの中盤を支えるドイツ代表MFは、来年も参戦する全てのコンペティションでタイトルを獲りにいくつもりだ。

 

【了】

 

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

 

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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