「このチームは決勝に届く」 パチューカ監督、南米王者グレミオ戦に向け野心露わ

初戦で延長戦の末に120分戦ったパチューカ、アロンソ監督はコンディション面に言及

 本田圭佑が所属するパチューカ(メキシコ)は、FIFAクラブワールドカップ準決勝で12日に南米王者グレミオ(ブラジル)と対戦するが、試合前日の記者会見でディエゴ・アロンソ監督は「過去は過去で、このチームは決勝に届くと思っている」と野心を露わにした。

 パチューカを率いるアロンソ監督は、南米王者について「もちろん勝つつもりだが、劣勢になるかもしれない。相手はとても質が高いチームだ。なぜなら、2週間前にリベルタドーレス杯を取って、上昇気流に乗っている。ムードが良く、モチベーションが高いうえに、休養をしっかりとって臨んでくる」と、厳しいゲームを覚悟している。

 アロンソ監督は延長戦の末に1-0で勝利したウィダード・カサブランカ(モロッコ)戦後の記者会見でも「3日後に試合があるなかで、30分も余計にプレーしたのはマイナスだ」と話していたが、そのコンディション調整に苦労していることを準決勝前日の時点でも強調している。

「我々は(初戦のウィダード・カサブランカ戦で)120分戦った。選手が難しい役割を完璧にクオリティー高くこなして、ベストを尽くした。もう一度、別の相手に同じパフォーマンスをするのは難しい。どのくらい動けて、どのくらいリカバリーできているかを見極めたい。もちろんスタメンを考えたい」

 

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