クラブW杯の本田を見たメキシコ人記者が指摘 「最高の状態ではない」要因は?
フル出場もチームは一人少ないカサブランカに苦戦 「3週間公式戦がなく影響した」
パチューカのFW本田圭佑は、現地時間9日にクラブワールドカップ(W杯)準々決勝、アフリカ王者ウィダード・カサブランカ戦にフル出場。延長120分に及ぶ死闘の末、1-0での勝利に貢献した。大会を現地取材しているメキシコ人記者には、本田の出来はどのように映ったのか。
パチューカは後半24分に退場者を出したカサブランカを90分で仕留め切れず、延長戦に突入。その後半7分に途中出場のMFビクトル・グズマンが押し込んで決勝点を挙げた。インサイドハーフを務めた本田は、ワンタッチパスや豪快ミドルで存在感を示したが、メキシコ紙「エスト」のオマル・ペレス記者はチーム全体の出来の悪さに原因があると分析する。
「チーム自体が最高の状態ではない。ほぼ3週間公式戦がなかったから。それが影響した。本田もそうだったと思う。普通はプレーをしながら良くなるものだから」
パチューカが所属するメキシコリーグは、前期・後期制を採用しており、今はちょうどその“切れ目”にあたる。試合のない時期にクラブW杯が入り、チーム全体が試合感に乏しく、本田も例外ではなかったという。
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