スターリングがリバプールからの昇給オファーを固辞 「金の亡者と思わないで」

 

2倍以上の大幅アップも拒否

 

 リバプールのイングランド代表MFラヒーム・スターリングが、週給10万ポンド(約1800万円)での契約延長オファーを固辞したことを明かし、「お金の亡者と思われたくない」と強調した。英国営放送「BBC」が報じている。

 スターリングは、2010年にQPRのアカデミーからリバプールへと移り、現在週給3万5000ポンドを手にしている。だが、2倍以上の大幅昇給オファーを固辞したという。

「お金の問題では全くない。僕が話しているのは自分のキャリアでどれだけのトロフィーを手にできるか。それが問題なんだ。車を何台運転するか、家を何件持つかでは ない。単純に自分が最高の選手になりたいだけなんだ」

 地元メディアは、スターリングが他クラブからの大型条件のオファーを待っていると伝えた。先日の欧州選手権予選リトアニア戦で代表初ゴールを決めた期待の若手に、マンチェスター・シティ、アーセナル、レアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘンが獲得に興味を持っているとも報じた。

 こうした報道を受けて、スターリングは「僕は20歳の金の亡者と思われたくない。フットボールを愛し、チームのためにベストを尽くす青年だと思われたい。(去就報道を)止めたいと思っているけれど、世の中がどう思うかは分からない。世間は20歳の青年が貪欲になっていると捉えていると思う」とこぼした。リバプールがプレミアリーグの優勝 争いを演じていれば、提示額が低くてもサインしていたとも力説し、イメージ回復を切望していた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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