CLシャフタール・ドネツク戦、ナポリDFルイがタッチライン際で妙技

　イタリア1部セリエAのナポリは現地時間21日のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）第5節、本拠地シャフタール・ドネツク戦で3-0と完勝し、グループステージ突破に望みをつないだ。この試合でナポリDFが妙技を披露し、CL公式ツイッターが動画を公開するなど反響を呼んでいる。

　引き分けや敗戦ではグループステージ敗退決定という瀬戸際に追い込まれていたナポリは、この試合で序盤から攻撃に打って出るも、0-0のまま前半を折り返す。スコアが動いたのは後半11分だった。FWロレンツォ・インシーニェがミドルシュートを叩き込むと、同36分にMFピオトル・ジエリンスキ、さらに同38分にFWドリース・メルテンスが追加点。後半からギアを入れ替えたかのように3ゴールを積み重ねたナポリが3-0と快勝した。

　そのなかで注目を集めているのは、後半41分から出場したナポリDFマリオ・ルイの華麗なプレーだ。

　左サイドでDFエルセイド・ヒサイからボールを受けたルイは、タッチライン際ぎりぎりの場所で相手からプレッシャーを受ける厳しい体勢となったが、相手に背を向けたまま右足でトラップしたボールを自分の股下に通す形で転がすと、今度は左足でボールをコントロール。すると、即座に右足を振り下ろしてかかとでボールをプッシュし、相手の股下を通してヒサイへのリターンパスを成功させた。