イタリア代表新監督に名将アンチェロッティ就任へ 早ければ20日に正式発表か

W杯予選敗退によりヴェントゥーラ監督の解任を決定

 イタリアサッカー連盟(FIGC)は15日、ロシア・ワールドカップ(W杯)予選敗退を受けてジャンピエロ・ヴェントゥーラ代表監督の解任を正式に発表した。後任は先日バイエルン・ミュンヘンを解任されてフリーのカルロ・アンチェロッティ氏が有力と、衛星放送「スカイ・スポーツ」など伊メディアが一斉に報じている。

 イタリアは欧州予選のプレーオフでスウェーデンに2戦合計スコア0-1で敗れて敗退。W杯本戦出場を逃したのは、奇しくも今回敗れたスウェーデンで開催された1958年大会以来60年ぶりという衝撃だった。2016年の欧州選手権後から指揮を託されたヴェントゥーラ監督は、その期待に答えることができなかった。

 敗退決定直後、主将のGKジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス)が涙ながらに国営放送「RAI」のフラッシュインタビューに応じるのとは対照的に、ヴェントゥーラ監督は同局のインタビューを拒否して“逃走”する始末で、その責任感のなさと行動にも多くの批判が集まった。試合終了2時間後に行った会見では、「私はまだ辞任するとは決めていない」と語っていた。

 一夜明け、FIGCのカルロ・タヴェッキオ会長は監督人事に関するミーティングを行った。「今日彼と話して、もはや君の協力と仕事は必要ないと伝えた」とヴェントゥーラ監督に直接解任を言い渡したことを明かしている。

 

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