本田圭佑がブラジル戦完敗に危機感 「この現状を問題視しないといけない」
本田がブラジル戦を受けてツイッターを更新 「差が縮まるどころか広がっていると感じた前半30分」
日本代表は10日にブラジル代表と親善試合を行い、1-3で敗れた。来年6月にロシア・ワールドカップ(W杯)を控えるなか、世界での現在地を知るうえで重要な一戦だったが、現実は厳しいものだった。今回の欧州遠征のメンバーから外れたFW本田圭佑(パチューカ)も11日にツイッターを更新し、「差が縮まるどころか広がってると感じた前半30分」「この現状を問題視しないといけない」と危機感を募らせている。
今回、ブラジルとの一戦が行われたフランスに、長年チームを牽引してきた本田、MF香川真司(ドルトムント)やFW岡崎慎司(レスター・シティ)の“ビッグ3”の姿はなかった。そんなハリルジャパンはFWネイマール(バルセロナ)やFWガブリエル・ジェズス(マンチェスター・シティ)にゴールを許すなど前半だけ3失点。後半は相手がペースを落としたこともあり、DF槙野智章(浦和レッズ)のヘディング弾で一矢報いたが、やはりその差は大きかった。
本田も試合翌日の11日に自身のツイッターを更新。「自分が出てたとしても結果は変わっていないと言う前提で」という書き出しで、完敗を喫した一戦を振り返った。
「差が縮まるどころか広がってると感じた前半30分。後半は完全にリラックスモード。この現状を問題視しないといけない」
今回の一戦を含めてブラジル戦は12試合で2分10敗。直近の5試合はすべて3点以上を奪われて敗れている。その現状を、「差が縮まるどころか広がっている」とエースは危惧した。そして、「日本のサッカーが世界トップになるために何をどう改革するべきか、サッカー協会を中心に議論する必要がある」と自身の見解を示している。ブラジル戦で体感した差、悔しさをどのように自分たちの血や肉に変えていくか。それは選手たちだけでなく、サッカー界全体が一丸となって取り組んでいかなければならないだろう。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images