PSG流の交渉術!? ミランの至宝GK獲得に60億円未満の“安値オファー”準備と報道

ネイマールに今夏293億円を費やすも… ドンナルンマ獲得には相場を下回る金額を提示か

 フランスの強豪パリ・サンジェルマン(PSG)は、今夏の移籍市場でブラジル代表FWネイマール獲得に2億2200万ユーロ(約293億円)を費やしたことで話題を呼んだが、イタリア代表の次期守護神とされるACミランの18歳GKに対しては、衝撃の安値オファーを準備しているという。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。

 PSGがオファーを準備しているとされたのは、ミランのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ。17歳でミランの正GKの座を確保し、今や今季限りでの引退を示唆しているイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンの後継者と目されるところまで成長している。

 ドンナルンマは今夏に一度は退団を決意したとされたが、クラブからの説得もあり翻意。契約を延長しているが、PSGはドンナルンマ獲得に意欲を見せているという。しかし、そのオファー額は4000万ユーロ(約53億円)から4500万ユーロ(約59億円)と、現在の評判と相場から考えれば衝撃的な安値だという。

 当然、ミランはこの低額オファーを検討する間もなく却下すると報じられている。ネイマールの5分の1にも満たない値段で、イタリアの至宝とされる天才GKを確保しようとしたPSGだったが、その目論見はあまりにも見通しの甘いものになった。OKが出るとは思えない金額でのオファー報道には、何か別の狙いが含まれているのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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