陸上界のスターが香川と共演!? ドルトムントが練習参加のオファーと独紙報道

サッカー好きを公言するボルト氏、「プーマ契約」のつながりでドルトムント挑戦か

 今夏に行われた世界陸上で現役引退を決断した短距離界のスーパースター、ウサイン・ボルト氏は、大のサッカー好きとして知られている。31歳となった今も、“セカンドキャリア”として本気でサッカー選手を目指しているようだ。その意欲に応えようとしているのは、なんと日本代表MF香川真司が所属するドルトムント。ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOがドイツ紙「Reviersport」の取材に応え、練習参加のオファーを出したと話している。

 2008年の北京五輪100メートル決勝、ゴールを切る前に胸を叩く圧巻の走りで衝撃を与え、9秒58の世界新記録を持つボルト氏。かねてからサッカー好きを公言しており、マンチェスター・ユナイテッドのファンであると同時に、今年に入ってからはJリーグ川崎フロンターレの練習場を訪れるなど、その情熱は本物だ。先日ゲストとして招かれたモータースポーツの祭典F1アメリカGPでも、「サッカーで2度目のキャリアを始めたい」と語っている。

 その意欲に応える気満々なのは、ヴァツケCEOだ。実はドルトムントは2016年11月、ボルトに対してトレーニング参加の許可を出しており、今回再び“オファー”を提示する予定だという。

「我々の言葉は“絆”のようなものだ。今週、私は(ドルトムントのオフィシャルサプライヤーである)プーマのビョルン・ガルデンCEOと会うし、彼は我々のリストに載っているのだから」

 ドルトムントとボルトは「プーマ契約」というつながりもある。ボルト自身もかねてより「どれぐらいできるのか試してみたいし、チャンスがあるならそれにチャレンジするだろう」と語っている。もしかしたら遠くない将来、トレーニング場でサッカー界きっての俊足ストライカーであるガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤン、そして香川との“共演”が果たされる可能性が高まりつつある。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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