オランダ1部でわずか3分間に二度の華麗な股抜き 米メディア称賛「相手を眠らせた」

VVVのティーがADO主将メイヤーズを翻弄するテクニックを披露

 オランダ1部のVVVフェンロ対ADOデンハーグが21日に行われ、ホームのVVVは0-2で敗れた。そんななか、25歳のFWレンナルト・ティーが見せた相手DFを手玉に取る華麗な足技を米スポーツ専門テレビ局「FOXスポーツ」オランダ版が動画付きで紹介し、注目を集めている。

 立ち上がりの前半8分、敵陣の右サイド深くでボールを受けたティーには、ADOのキャプテンを務める左SBのアーロン・メイヤーズがマークについた。激しく寄せて来る相手に対し、ティーは背を向けながら体を入れ、右足のアウトサイドでコントロールしてボールをキープする。次の瞬間、ティーは右足裏でボールを手前に引き、間髪入れずに右足インサイドで左側へ切り返し、90度の鋭い変化でメイヤーズの股を抜いて見せた。

 このプレーには伏線があり、その2分前にもティーとメイヤーズは対峙。右サイドをドリブル突破したティーに対し、ADOはメイヤーズを含めて二人がかりで止めに行ったが、鋭い切り返しで一人がかわされ、メイヤーズも股を抜かれてシュートを放たれていた。ボールは左のポスト→右のポストと連続して当たってゴールはならなかったが、米スポーツ専門テレビ局「FOXスポーツ」オランダ版は、わずか3分間で二度の股抜きを決めたティーの動画を公式ツイッターに投稿し、「レンナルト・ティーはADOのキャプテン、アーロン・メイヤーズを眠らせた」と紹介した。

 ティーは足技を見せつけたもののゴールを決められず、チームも敗戦。一方、翻弄されたメイヤーズは勝利を手にするも二度も股抜きを食らい、二人にとってはなんとも“悔しい試合”となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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