長友は「守備のメカニズムを理解している」

　ただ大一番に向けて、スパレッティ監督はフォーメーション練習でメンバーをシャッフルしており、左SBの先発確率も長友が「55％」、DFダウベルトが「45％」と競り合っているとしている。もっとも長友が「10％」上回っているのは、「左サイドの守備のメカニズムをブラジル人チームメイトよりも理解しているから」と、守備面での信頼が厚いことが記されている。

　また、同日付の「コリエレ・デロ・スポルト」紙も、ミラノダービーの予想スタメンを公開。インテルのシステムは同じ4-2-3-1で、守備陣の顔ぶれは「ガゼッタ」紙と全く同じ。唯一異なったのはボランチにMFヴェチノではなく、MFガリアルディーニが予想された点のみだ。

　地元2紙から、ミラノダービーに先発すると予想された長友。3-5-1-1を採用するミランの右アウトサイドに入るFWボリーニや、右サイドに流れてくることの多いトップ下のFWスソと対峙するなかで、持ち前の守備力を発揮できるか。チームにとっても自身にとっても、今後を大きく左右する一戦になることは間違いない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images