10月の激闘を終え「23カ国」のW杯出場決定! オランダ、チリ、アメリカ敗退など波乱続出

熾烈を極めた欧州と南米予選 EURO4強のウェールズも姿消す

 ロシア・ワールドカップ(W杯)出場をかけた各大陸予選が佳境を迎え、歓喜する者と涙を流した者の明暗がくっきりと分かれている。この10月に行われた予選を終えて、本大会出場が決まった全23カ国を整理しておこう。

 日本が戦ったアジア予選は出場枠が「4.5」。A組はアジア最速で出場を決めていたイランと韓国、B組では6大会連続6回目の出場権を勝ち取った日本とサウジアラビアが勝ち上がった。3位同士のプレーオフは延長線にもつれ込む接戦の末に、オーストラリアが初出場を目指すシリアに競り勝ち、北中米カリブ海4位チームとの大陸間プレーオフに駒を進めた。

 激戦となった南米予選は、序盤は苦戦しながらも監督交代で息を吹き替えしたブラジルが首位通過。以下、2位ウルグアイ、3位アルゼンチン、4位コロンビアと続いた。壮絶なデッドヒートの末、プレーオフに進む5位はペルー。南米選手権連覇中のチリやパラグアイといった強豪国が予選敗退という厳しい現実に直面している。

 欧州予選も熾烈な争いが繰り広げられた。9つのグループのうち、首位チームのみがストレートで本戦出場。各組2位のうち、上位8カ国によるプレーオフで4カ国のみが出場権を獲得できるという厳しい戦い。首位通過を決めたのはフランス、ポルトガル、ドイツ、セルビア、ポーランド、イングランド、スペイン、ベルギー、アイスランドの8カ国。イタリアやクロアチアといった有力国がプレーオフに回ったほか、タレント軍団オランダや欧州選手権ベスト4のウェールズの予選敗退という衝撃も起きている。

 

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