現在リーグ4位のマンチェスター・ユナイテッド(マンU)を率いるルイス・ファン・ハール監督は、今季リーグ2位に入れると豪語した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。 14日に6位トットナムと対戦するマンUは、首位チェルシー、2位マンチェスター・シティ、5位リバプールと、ここ5週間で強敵との連戦を控えている。9日のFAカップ準々決勝でアーセナルに1-2で破れ、勢いを失った格好だが、記者会見に臨んだオランダ人指揮官はあくまで強気だった。 「これからの試合がとても決定的になる。我々は多くのクラブと非常に僅差だ。2位か3位にな ることもできる。大きな差はないと信じている。マンUはチャンピオンズリーグでプレーしなければいけないクラブの一つだ」 4位の座を死守できなければ、UEFAチャンピオンズリーグ出場権を2年連続で逃す危機的状況に陥っている。トップグループでは多くの強豪との直接対決を残す不利な状況だが、指揮官は自信を崩さなかった。 今季無冠危機という成績面のみならず、戦術面でもメディアやサポーターから批判を集めている。 「開幕時に設定したゴールに到達する自信を持っている。私は選手に信頼を寄せている。練習から成長を見て取れる。しかし、試合と練習には大きな違いが存在する」 ファン・ハール監督は、そう言って練習である程度浸透したという戦術面が試合のピッチで 出せていない現実を示唆した。一方で強気に出る根拠については特に示さなかった。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images