ファン・ハール監督が明言 最もFA杯制覇に燃えているのは主将ルーニー

ルーニーが自身初のFA杯制覇に向けて意欲

 マンチェスター・ユナイテッド(マンU)のルイス・ファン・ハール監督は、イングランド代表FWウェイン・ルーニーのFA杯に対する野望が今季初タイトルの後押しとなると口にした。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
 マンUは9日、FA杯準々決勝アーセナル戦を翌日に控えている。今季リーグ戦では早々に優勝争いから脱落し、ファン・ハール監督が唯一タイトル奪取の可能性を残す大会となっている。しかし、オランダ人指揮官が口にしたのは自身の初タイトルについてではなく、主将のFA杯に対する思いであった。
「彼がロッカー ルームでどれほど回りを奮起させるのかは分からない。だが、彼自身がすさまじいモチベーションを持って大会に臨むことは分かっている。なぜなら、キャプテンとして初めてトロフィーを掲げることだけではなく、彼はこれまでのキャリアでFA杯のタイトルを手にしたことがないからだ。それがクラブの背中を押すこととなるだろう」
 ルーニーはこれまでエバートン時代から合わせて計12回、FA杯に挑んできた。だが、いまだ優勝を成し遂げたことがない。
「FA杯は、僕が若きころからずっと目指してきたトロフィーだ。僕が9歳だったころ、エバートンはFA杯のトロフィーを掲げるのを見た。それは幸せな光景だった」
 試合前のインタビューでそのように語ったルーニーは、自身にとって初のFA杯 制覇に向け、その闘志を燃やしている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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