86億円でアトレチコ移籍のコスタ 「夢じゃないのか」とチェルシーファンが別れ惜しむ

両クラブで移籍合意が発表、数日のうちにマドリードで契約書にサイン

 チェルシーは現地時間21日、スペイン代表FWジエゴ・コスタが古巣のアトレチコ・マドリード移籍で合意に達したことを発表した。アトレチコがFIFAから選手獲得禁止処分を受けている影響もあり、実際の選手登録は来年1月以降となる。

 チェルシー公式サイトでは、非常にさっぱりとした移籍発表となった。「ジエゴ・コスタの移籍が合意」と題したニュースは、「チェルシーフットボールクラブは本日、アトレチコ・マドリードとジエゴ・コスタの移籍に関して合意に達しました。移籍の完了には個人間の合意とメディカルの完了が必要になります」と、簡潔に伝えられている。

 クラブの公式ツイッター宛てには「ありがとう、ジエゴ・コスタ」「彼が恋しい」「本当に去ってしまうのか。夢じゃないのか」と、別れを惜しむようなファンからのコメントが多く届いている。

 そして、アトレチコ側も公式サイトで「事前合意に達した」とコスタ復帰のニュースを報じた。それによれば、チェルシーはすでにコスタの移籍を認めており、同選手が数日のうちにマドリードへ渡ってメディカルチェックと契約書へのサインを済ませる見込みとなっている。

 コスタを巡る交渉を続けてきたチェルシーとアトレチコ。両者は奇しくも、今週のミッドウィークに行われるUEFAチャンピオンズリーグで対戦する。スペインメディアではボーナスを含めて、移籍金はアトレチコ史上最高額となる6500万ユーロ(約86億円)と伝えられるメガディールが、ついに実現した。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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