レアル、公式戦連続得点の世界記録更新ならず シュート27本も…ジダン監督お手上げ

出場停止明けのロナウド復帰で盤石の陣容も、16年4月のCLシティ戦以来となる無得点

 盤石の陣容だったはずのレアル・マドリードが躓いている。リーガ・エスパニョーラ第5節の本拠地ベティス戦は終了間際に痛恨の失点を食らい、0-1で今季初黒星を喫した。スペイン紙「マルカ」によると、ジネディーヌ・ジダン監督は「ボールが入りたがってくれなかった」と話している。

 この日ジダン監督は、5試合出場停止処分が明けたFWクリスティアーノ・ロナウドを先発起用。ロナウドも出場できなかった鬱憤を晴らそうとゴール前に迫ったが、相手GKアダンのビッグセーブ連発でゴールネットを揺らせぬまま時間が過ぎると、後半アディショナルタイムにFWサナブリアのヘディングシュートを浴びて決勝点を許す。2016年4月のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)マンチェスター・シティ戦以来となる無得点で、敗戦を喫した。

 レアルは17日のレアル・ソシエダ戦で公式戦連続得点記録を73試合に伸ばし、“サッカーの王様”と呼ばれるペレが君臨した名門サントスが、1963年に達成した偉業に肩を並べていた。しかし、この日は無情にもノーゴールで終戦。伝説のチームが残した記録を超えることはできなかった。

 試合後、ジダン監督は「我々にはチャンスがあったが、今日はホームスタジアムだというのにボールが入りたがってくれなかった。この言葉で落ち着くしかないだろう」と嘆いた。

 

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