仏代表DFが監督の悪口隠し撮りで被害 ギャングに脅迫される前代未聞の事件が発生

クルザワが地元警察に被害届けを提出、自宅を見張っていた捜査官がギャング3人を逮捕

 フランス代表の選手が、ディディエ・デシャン監督の悪口を言っている模様を隠し撮りされ、脅迫されるという前代未聞の事件が起きた。フランスラジオ局「ヨーロッパ1」が報じている。

 被害者となったのはパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表DFレイヴァン・クルザワだった。パリ市内で水タバコを吸いながら、デシャン監督の悪口を言っているクルザワの姿が携帯電話で撮影された。この動画がギャングの手に渡り、クルザワは10万ユーロ(約1300万円)を支払うように求められていた。

 クルザワは地元警察に被害届けを提出。自宅を見張っていた捜査官がギャング3人を逮捕したが、この3人は自宅前でクルザワ襲撃を画策していたという。前代未聞の事件の犯人4人はすでに逮捕され、脅迫容疑で起訴されている。

 フランス代表ではリヨンMFマテュー・バルブエナが自身のセックステープをネタに恐喝され、レアル・マドリードのFWカリム・ベンゼマがこの事件に関与した疑いで逮捕され、起訴されるという信じられないトラブルが起きていた。

 昨年6月の欧州選手権で準優勝に輝いたフランス代表だが、選手に対する恐喝事件が相次いでいる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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