アーセナル、移籍最終日に災難重なるまさかの悲劇 英紙「ファンは悪夢でパニック」
意中のモナコMFレマル獲得は、代表戦直前で交渉進展せず…駆け込み補強に失敗
プレミアリーグ5位からの逆襲を図るアーセナルが苦しい夏を過ごしている。選手補強が思ったようには進まず、最終ラインの要が代表戦で負傷するなど災難が重なる悲劇を迎えている。
今夏、アーセナルはリヨンからフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼット、シャルケからボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFセアド・コラシナツを獲得。補強ポイントとされていた点取り屋と守備陣の強化には成功したが、主な新戦力はこの二人のみに終わった。
移籍市場最終日には、駆け込みで大型補強をするのではという予測もあったが、意中のターゲット確保に失敗した。マンチェスター・シティへ移籍の噂があったチリ代表FWアレクシス・サンチェスの代役候補としてモナコからMFトマ・レマル獲得に動き、移籍金9200万ポンド(約131億円)というメガオファーを提示。しかし、レマルはフランス代表としてロシア・ワールドカップ欧州予選の大一番オランダ戦に臨む直前だったということもあり、交渉は進展しなかった。
これにより、代役の確保が放出の最低条件となっていたサンチェスも残留が決定。シティから最大6000万ポンド(約85億円)という巨額オファーが届いていた。サンチェスは今季限りで契約満了となり、契約延長が叶わなければ高額で売却するには今夏がラストチャンスだった。
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