モウリーニョ、希望したベイル獲得は叶わず… 「ゲームオーバーだ」と白旗宣言

レアルとのスーパーカップ後に、今夏獲得の可能性がないことを明言

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルの獲得希望を公にしていた。しかし、そのベイルが所属するレアルと対戦したUEFAスーパーカップ後に「ゲームオーバーだ」と語り、獲得の可能性がないことを認めている。英紙「ガーディアン」が報じた。

 モウリーニョはこの大一番を前に、「ベイルがもし明日プレーするなら、レアル・マドリードに残留するという明確な兆しだろう。もし彼がプレーしないなら、彼と契約したいと考えている他者と戦わないとね。ベイルが“出口”にいるのならば、私はそのそばで待っているよ」と話し、ウェールズ代表のレフティー獲得希望を明確にしていた。

 だが、レアルのジネディーヌ・ジダン監督はベイルをFWカリム・ベンゼマとの2トップでスタメン起用し、後半29分までプレーさせた。ポルトガル人指揮官は試合後に、「これでベイルの追跡は終わりか?」という旨の質問を受けると、「そう思うよ」と白旗を上げた。

「明確なことはクラブが彼を求め、彼もクラブを求めたということ。実際には試合が始まる前からゲームオーバーだ。彼が残留することは、みんなが分かっていた」

 描いていた夢物語は泡と消えたようだ。試合にも1-2で敗れ、モウリーニョ監督にとっては二重の打撃を食らう夜となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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