来季マンUが昨年に続く衝撃の270億円補強へ ファン・ハール監督が5ポジション強化を要求

チームのバランスを整えるため再び大補強を決行か

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が今季開幕前に続き、今夏の移籍市場でも1億5000万ポンド(約270億円)以上の大型投資を計画していることが分かった。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。

 昨夏約270億円という巨額な資金を当時、7人のトッププレイヤーを獲得したが、オランダ人指揮官は攻守の戦力的にバランスが欠如していると常々訴えている。指揮官の理想とするバランスの取れたチームに仕上げるために、再び大型投資をクラブに要求しているという。

 オランダ人名将は今季終了時にセンターバック、右サイドバック、ミッドフィルダー、ウィンガー、ストライカーの5つのポジションを新たに補強することでチーム改革に乗り出すとされている。

 まずセンターバックの補強ターゲットは、ドルトムントのドイツ代表DFマッツ・フンメルス。長きに渡り獲得を熱望してきたマンUだが、フンメルス自身は愛するドイツのクラブに留まる意向であるとメディアを通じて語っている。それでも諦め切れないファン・ハール監督は、莫大な資金で再度アタックを仕掛ける姿勢だ。

 右サイドバックのターゲットとされているのが、サウサンプトンのイングランド代表DFナサニエル・クライン。度重なる負傷離脱とパフォーマンスにムラのあるDFラファエルは出場機会を減少させており、戦力外状態とし、クラインとエクアドル代表MFアントニオ・バレンシアとポジション争いをさせる方針だという。

 中盤のターゲットは、ローマMFケビン・ストロートマン。オランダ代表監督時代の愛弟子獲得で、チームに大きく欠けているゲームメイク力の改善と中盤の強化を図る。

 ウィンガーにはPSVのオランダ代表FWメンフィス・デパイ、ストライカーにはパレルモのFWパウロ・ディバラをリストアップ。若手の2人は未来への投資としての狙いがある。

 

 5つのポジションを強化するための移籍金総額は昨年と同額の270億円。昨夏に常軌を逸した大型投資でビッグネームを次々に獲得し、世界を震撼させたファン・ハール監督は、再びサッカー界を揺るがす巨額投資に踏み切る可能性が高そうだ。

【了】

 

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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