レアル、消化不良のプレシーズン 4戦未勝利にジダン監督「この状況は理想的ではない」

MLS選抜に1-1 90分間で勝ちきれないまま8日のUEFAスーパーカップへ

 昨季のリーガ王者、そして前人未到のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)連覇を達成したレアル・マドリードが、新シーズン開幕前の戦いを消化不良のまま終えた。現地時間2日にアメリカで行われたMLS(メジャーリーグサッカー)選抜戦は、1-1と90分間で勝ち切れず、PK戦で勝利を収めた。スペイン紙「マルカ」によると、ジネディーヌ・ジダン監督は「この状況は理想的ではない」と口にしている。

 試合は後半14分、トップチーム定着を狙うFWボルハ・マジョラルが先制点を奪ったものの、後半41分に同点に追いつかれる展開に。90分間で白星をつかめず、最終的にはPK戦で勝利を収めたものの、ウェールズ代表FWギャレス・ベイル、元フランス代表FWカリム・ベンゼマ、スペイン代表MFイスコを起用しながらも苦戦を強いられた。

「この状況は理想的ではない。4試合のうち1試合も(90分間で)勝てていないのは、良い状況ではないからね。我々はもっと力を見せたいと思ったが、あまり良いスタートを切れたとは言えない」

 MLS選抜戦前に戦ったインターナショナルチャンピオンズカップ(ICC)でも、レアルは芳しくない成績となった。マンチェスター・ユナイテッド相手の1-1ドローに始まり、マンチェスター・シティに1-4の大敗。そして永遠の宿敵バルセロナとの“エル・クラシコ”では、パリ・サンジェルマン移籍が決定的になったネイマールに話題が集中したとはいえ、2-3で敗れている。

 

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