森保Jでの起用にOB太鼓判「絶対いい」 27歳の日本代表が豪快な一撃…監督は「使いたくなる」

【専門家の目|太田宏介】今季2ゴール目でチームの苦境を救った町野修斗
ドイツ1部ボルシアMGに所属する日本代表FW町野修斗は現地時間10月23日、ブンデスリーガ第7節シュトゥットガルト戦に出場し、今季2点目を挙げて3-2の逆転勝利に貢献した。チームを待望の今季初勝利に導いた町野。日本代表OBの太田宏介氏は、左足で豪快に突き刺した一撃について「凄く大きな意味がある」と語っている。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
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町野が苦境にあえぐチームを救った。1-1で迎えた後半6分、MFワエル・モヒヤが左サイドを強引に突破すると、ボックス内の町野にグラウンダーでパスを供給。町野は細かいステップから左足を振り抜き、ニア上へ豪快にシュートを突き刺した。チームはこの後、1点を追加。終盤にゴールを許すも、逃げ切って勝ち点3獲得に成功した。
太田氏は今回のゴールを「チームにとって本当に値千金の1点だった」と高く評価。加えて、「ワールドカップ以降なかなかアピールできず批判の声もありましたが、苦しいチーム状況にもかかわらず自力で局面を変えたのは流石。緊張感のあるなかでしっかり決め切るのが町野選手の凄いところです」とここぞの場面で結果を残した勝負強さを賞賛した。
また、太田氏が考える“良いストライカー像”にもぴたりと当てはまるゴールだったという。
「良いストライカーであるほど、点が欲しい場面で『取りたい』と焦ってニアに突っ込むことはせず、得点が取れるスペースでしっかりと待つことができます。町野選手にはその嗅覚や我慢強さがあり、ゴール前での精度も素晴らしい」
町野はここまで先発した試合は1で、出場時間も202分にとどまっている。とはいえ、チームの今季初勝利を呼び込んだことで風向きは確実に変わるだろう。太田氏も「監督というのはこういう“持っている選手”を使いたくなるもので、出場機会は必ず増えていくでしょう。そういう意味でも今回のゴールには凄く大きな意味がある」と前向きな見方を示す。
となると、期待したくなるのが11月の代表シリーズでの活躍だ。上田綺世(リール)が負傷離脱している今、太田氏は町野の1トップ起用を推す。
「僕はシャドーより1トップの方が絶対にいいと考えています。町野選手は身体の無理が利きますし、狭いスペースでの反転力や力強さ、野生的な感覚も持っている。また、アジアカップを考えれば引いて守る相手との戦いが必然的に多くなるはずですから、空中戦やロングスローなど多彩な武器を持つ町野選手の重要性は今の代表において高いと思います」
苦境を乗り越え、再び真価を発揮し始めた町野。次節以降も結果を残し代表へと返り咲けるか注目が集まる。

太田宏介
太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。





















