ネイマール移籍の発表なく、肩すかしのPSG会見 エメリ監督とカバーニは玉虫色発言

アメリカでの会見に監督とカバーニが出席 ネイマール加入についてはぐらかす形に

 パリ・サンジェルマン(PSG)への移籍が決定的とまで報じられているバルセロナのブラジル代表FWネイマール。その動向について大きく動くのではないかという憶測が流れていたPSGの会見が現地時間25日、アメリカで行われた。フランス紙「レキップ」によると、出席したウナイ・エメリ監督、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニともに“玉虫色”の発言にとどめた模様だ。

 もし移籍が実現した場合は、日本円にして約287億円とも言われる超ビッグディールということもあって、ネイマールの去就には注目が集まっている。そのため今回の会見では何かしらの発表があるのではないかとメディアも色めき立った。しかしエメリ監督のコメントは“肩透かし”に終わったようだ。

「ネイマールについて……? 今起きていることについて話すのは我々にとっての義務で、チームの準備段階や他の選手についても話しているが、今はその時ではない。我々の唯一の目的は土曜日の試合(インターナショナルチャンピオンズカップ)に備えることだからね」

 またウルグアイ代表ではバルサのFWルイス・スアレスとともにプレーするカバーニもネイマールの質問を受けた。カバーニは以下のように答えている。

「僕たちは偉大な選手について話していて、それだけのビッグネームとプレーするのは誰もが好きだよね。これは移籍市場で起きることで、これまで自分もここで見てきたし、チームメートはベストだ。もし新加入選手がいるなら、もちろん歓迎するだろう」

 ネイマールの加入についてはぐらかす形となった。2人のコメントは全くの無関心でもなければ、移籍を熱望するものでもなかった。やはりネイマール本人が何らかの決断を口にするまでは、今後も憶測を呼び続けることになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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