本田に厳しい批判、両軍最低点も 「創造性ゼロ」「もう彼ではない」

2紙はチームワースト2位評価、「存在を感じられない」

 コリエレ・デロ・スポルト紙は5点とチームワースト2位タイの評価。その寸評は辛辣だ。

「もう彼ではない。オーストラリアですべてを消耗して来た」

 1月のアジアカップオーストラリア大会から復帰後、別人のようにコンディション面の調整に苦しんでいると分析している。

 ワーストは交代枠を使い切った状況で故障による退場を余儀なくされたDFガブリエル・パレッタの4・5点。本田の5点は退場したGKディエゴ・ロペス、DFサルバトーレ・ボッケッティ、アディル・ラミ、MFアンドレア・ポーリ、FWジェレミー・メネズと同じワースト2位タイとなっている。

 トゥット・スポルト紙も5点でチームワースト2位タイ。

「存在を感じられないほど微細。まとまりもなかった。クオリティーより、運動量の必要とされる試合で、この日本人はチームの犠牲になっていた。だがサイドバックにオーバーラップさせるために、ピッチに立たせているわけではないだろう」

 寸評ではそう伝えている。パレッタの4・5点が最低で、本田はワースト2位となっている。

 本田がアジアカップに参戦する中、ミランは1月のリーグ戦で1941年以来となる白星ゼロという危機的状況に陥り、日本代表の敗退後に合流した本田には救世主としての期待も集まった。だが、本田自身、結果を残すことができず、チームも浮上できないままだ。背番号「10」はイタリアで再び批判を浴びている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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